●お顔合わせ/自己紹介/概要/今後の話合・・・2hour
●現場調査/現場打合・・・12.5hour
●ご提案 ・・・30hour
●買物同行・・・4.5hour
●DIY作業・・・95hour
合計144 hour/attendant
ご依頼主様:農業×ITを軸に事業を展開されている代表者様
主旨:依頼当時ネット上で販売している美味しい野菜をリアル店舗で販売するためのお店を作るための店舗内装や工事などのアテンド
日程:約2か月後に店舗オープン予定(工期は1カ月)
これがきっかけ
「店舗をつくるにあたっての、アドバイスを聞きたい」とインテリアDIYアテンダントにお問合せくださいました。
工事会社をみつけることも検討しているが、初期投資を減らしたいし、今後も店舗展開していきたいので、自分たちでDIYして店舗をつくれたらと思っていらっしゃいました。
ミーティング時間を購入
初回は運営側よりご依頼主様とDIY作業・インテリアデザイン・不動産仲介の経験があるアテンダントの私をつなげて頂きました。
通常ご依頼主様とアテンダントはLINEでやりとりをしてアテンドをする流れとなりますが、今回はお顔合わせをしてからアテンドしたいとご希望だったので、まずはミーティングの時間を購入していただきました。
インテリアDIYアテンダントでは、個人の経験知見やセンスを時間で買うサービスです。
通常の工事会社などとは違い、現場調査や見積・提案書などにかかる時間もご購入いただきますが、新しいサービスを展開しているご依頼主様でしたのでこのことをご理解下いました。
ミーティング時間では、お互いの自己紹介をまず行い、現在の状況を把握し、アテンド内容を決めました。
依頼する前の状態
店舗を出すにあたり、賃貸をする物件は決まっていて内検済み、契約前でした。
店舗のインテリアを決めるための打ち合わせ
ミーティングを行った際に、店舗の主旨や会社としての位置づけ、お店の在り方などをお伺いできましたが、インテリアの方向性ややりたいものなどははっきりとはしていませんでした。
なので、まず現場調査とインテリアイメージ方向性をアテンド致しました。
その際にインテリアDIYアテンド目線での今回提案書を作っています。ここで新事実をお聞きしました。
実は知り合いのインテリアデザイナーに3Dイメージのパースを作ってもらったけどちょっと違うと感じて、どういう店舗がいいか他の人に聞いてみたかったことも、問合せ頂いたきっかけでもあったそうです。
そこから話が進んでいき、「店舗に入りやすい、親しみの持てる明るくナチュラルなイメージのインテリアにしたい」と方向性が定まりました。
プラン計画および見積
現地調査をし、まずプランの計画(主にレイアウト)と今回は大幅なアテンドになるために内容を見積しています。
材料購入のためのホームセンター同行
プランが決まったら、さっそく材料の購入です。
材料の選び方なども聞きたいとホームセンターのアテンドも行いました。現地調査の際、現場近くにもドイトやオリンピックなどのホームセンターがありましたが、今回は木材や塗料などの材料が豊富にあるロイヤルホームセンター南千住店でお買い物です。
~DIY作業・解体~
今回DIY作業を行うのは、壁と床とカウンター・目隠棚・パーテーション・外壁部サインです。
現地調査でまず決まったのが、入り口と部屋の中央にある壁の取り外しです。建物の壁には、建物の支えとなっている壁で取り外せないものもありますが、今回の壁は明らかにあとから仕切りとして取り付けられたものだったので、取り外します。
壁は、木や軽量鉄骨の下地の上にボードや板を貼ってペンキや壁紙などで仕上げます。
今回の場合は、軽量鉄骨の上にベニヤ板さらに仕上げの材料を貼って、奥の部屋側は壁紙、手前側はペンキで仕上げていました。建具(ドア)を外し、壁紙を剥がし、板を止めてあるビス(ねじ)を外し、壊していきます。
仕上げ材が外れたら、軽量鉄骨を止めてあるビス(ねじ)などを外してとっていきます。
作られた順を想像して逆に外す、力と多少の気合いで解体作業を行いました。
~DIY作業・壁~
続いて壁のDIYです。 奥の部屋は壁紙で仕上がってたのですが、今回はそれをとって全てを一部を壁あとはペンキで仕上げ直します。
本来は下地調整をしてでこぼこをなくし、綺麗にしあげますが、ある程度下地が綺麗だったことと予算を減らすためにそれは省きました。
なにに重点をおくかを考えると金銭面や魅せ方の工夫が色々できます!これもDIYの良いところですね! さて、壁のペンキ塗りです。
まずはペンキで他を汚さないためにマスキングテープやマスカーを使って養生していきます。
今回は、多少汚れても大丈夫なように床を貼る前に壁のペンキ塗りを行いました。 意外とペンキって垂れたりはねたりするんです。
広い面を塗るので、ハケとローラーを使っていきます。角をまずハケで塗り、その後ローラーでどんどん塗っていきます。一度塗って、乾かし、同じ要領で二度塗りをします。 マスキングテープのテープ養生はペンキが完全に乾く前にとります。
乾いてしまうとテープを剥がす際に、ペンキも剥がれてしまう可能性が高いからです。
ペンキ塗りはDIYしやすい作業ですので、ご依頼主の会社の学生さんメンバーにも手伝ってもらいました!
脚立など使ったり気をつけないといけない作業もあるので、そこは十分に注意が必要ですが、みんなで楽しく和気あいあいと作り上げてくのもDIYの醍醐味ですね!
壁のDIYをもう一つチャレンジしています。それは壁紙貼りです。
壁紙は、下地を調整し、糊のついた壁紙を貼っていきます。壁の右から左へそして上から下へ。
今回はのりを付けてもらった上におおまかにサイズに切った壁紙をネットで注文し、貼っていきました。
片方の端を合わせて壁紙用のブラシで、ぐっと押し付けて張り付けていきます。さらにすみをヘラなぞるようにで抑え、カッターでカットしていきます。
~DIY作業・床~
壁の後は床のDIYに移ります。
床材は木のフローリングにしたいということでしたが、予算の軽減のため木目調のフロアタイルを貼ることにしました。
フロアタイルは、リアルな木目柄の種類も多く、カッターで切ることができ、DIY商品も色々出ています。
今回はフロアタイルの裏に糊がついていて、シールのように貼っていけるタイプを使いました。
部屋の寸法を測り、フロアタイルを割り振り、中心に墨出し(まっすぐの線を引き)そこから、貼っていきます。
建物が歪んだりしているので中心から貼ることがポイントです。
また、フローリングやフロアタイルはの貼る向きは、視覚効果で長手方向や掃除のしやすさから窓などの開口に向けるのが基本です。
今回は、スタッフエリアと店舗(売場)エリアがあるので、フロアタイルの色と向きを敢えて変えてスペースを区切りました。
~DIY作業・その他~
さらにスタッフエリアと店舗エリアを仕切るパーテーション、レジカウンター、レジカウンター前の棚をDIYします。 まず、パーテーション。
衝立のようなイメージで、2×4木材で下地を組み、その両面に有孔ボードをビスで止めていきます。
1820×910の有孔ボード2枚のうち、1枚はそのままもう一枚を2カットし、貼り付けます。それをもう片側にも貼り付け完成です。
次にレジとして使用するカウンターを作ります。
大きな机のようなデザインのカウンターで、スタッフエリアとの区分けをするために特別に引き戸形式の扉をつけています。
最後にレジカウンター前の棚ですが、最後にひとつ追加で購入を促すための棚の役目もありますが、これはエアコンの配管が通っているのを隠す為でもあります。
採寸し、最低限の穴で済むようにカットし、はめ込みます。
今回の物件が通行人や車の多いとおりに面している、物件で目がよく行く外の壁になにか工夫をしてその前に野菜をおいて、売り出したいとの思いがあり、外の壁の一部をサインとして装飾もDIYしていきます。
ナチュラルなイメージに変えたいということだったので、木でイメージチェンジです。 DIYでよく使われるディウォールと2×4で下地をつくり、その上に木パネルを貼ります。
色んなパターンをていあんしたところ、フローリングみたいに貼るのが良いということだったので、写真のようになりました。この上にお店のロゴをとりつけてサインの完成です。